青空と笑顔の女性

回避と過覚醒の症状

頭に手をやる

ptsdを発症してしまうと、主に3つの症状に悩まされてしまいます。ptsdを発症する原因には、恐怖を感じるほどの事件や事故、災害や戦争、レイプなどがあります。トラウマ、とも呼ばれることが多いこれらの原因発生後の症状ですが、一般的に知られているのは再体験と呼ばれるフラッシュバック現象です。悲惨な体験を思い出してしまったり、夢で何度も追体験してしまったりするのです。フラッシュバックに関しては多くの人が知っていることですが、回避や過覚醒という症状についてはまだまだ認識が浅いところがあります。再体験・回避・過覚醒のこれら3つがptsdの代表的な症状であるため、知識として知っておくことも大切と言えます。回避は、ptsdの原因になってしまった出来事を避けることを指しています。二度と同じような体験はしたくない、という防衛本能が働くことで引き起こされるのですが、意識的に避ける人もいれば無意識にそれを実行している人もいるのです。監禁や虐待を受けたことが原因でptsdを発症してしまった人は、鍵が付いている部屋に恐怖を感じてしまい、入ることを拒否するなどの行動を起こします。レイプなどの性的暴力が原因の場合、男性に対して恐怖を抱いていることで一緒に行動することを避けたり、男性が多い場所や人気の無い場所を避ける傾向にあります。勿論、男性のレイプ被害の場合でも同様に同じ行動を取るのです。

自分の心を守るために、無意識化で記憶を封じ込めてしまう人もいます。感情や記憶を失くしてしまうことで自分の精神状態を安定させようとするのです。しかし、忘れてしまっても完璧に失っているわけではないため、フラッシュバック(再体験)によって苦しんでしまうことも多いのです。また、もう一つの症状である過覚醒は、常に精神状態に負荷が掛かってしまっています。集中力が欠如してしまい、警戒や不安、緊張状態から抜け出すことができないでいるのです。交感神経が過剰に働くことで、興奮状態から不眠になってしまったり苛々した状態が続いてしまいます。常に恐怖が襲いくるのでは、とビクビクしていることで体調を崩してしまいやすいのです。回避や過覚醒を含め、ptsdを発症してしまうと、人に会うことを極端に避ける傾向が強まります。特にレイプや監禁、虐待など、自分に対して恐怖が降りかかった場合に多く現れます。人を避け、孤立してしまうと、症状の悪化は避けられません。まずはカウンセラーに相談しに会いに行くことから始め、徐々に人との触れ合いを受け入れられるように治療しましょう。薬物療法では気分の浮き沈みや不眠などを改善することができますし、心理療法では悩みを吐き出すことができます。同じようにptsdに苦しむ人と接するグループ治療では、孤独に苛まれた心を少しずつ癒やすことができるでしょう。