青空と笑顔の女性

フラッシュバックする悪夢

両頬に手を当てる女性

ptsdを発症してしまうことで、原因となった記憶がフラッシュバックしてしまいます。再体験と呼ばれるこの症状は、ptsdの原因である事故や事件に関する出来事を思い出してしまったり、何度も夢に見てしまったりするのです。関係の無いものを見たときにも記憶がフラッシュバックしてしまうため、常に恐怖や緊張感が抜けずに体調不良を起こしてしまうことも多いです。フラッシュバックすることで、回復に向かうはずの心は何度も傷ついてしまいます。不安や緊張から情緒不安定に陥り、うつ病を併発してしまうことも珍しいことではありません。交通事故でのフラッシュバックは事故現場に似た場所に対して恐怖を抱いてしまいますし、虐待によってptsdを発症してしまった人は虐待していた加害者に似た人を見るだけでフラッシュバックを起こしてしまいます。戦争や災害など、多くの死者が出てしまうような悲惨な体験が原因となってしまうと、テレビの音に過敏になってしまったり、目の前で死んでしまった人への自責の念に捕らわれてしまうことが多いのです。助けられなかった状況を夢で繰り返し見てしまうことも多く、自分のことを余計に責め、人と関わらないように行動してしまう人もいます。

フラッシュバック(再体験)は、自分の意思ではコントロールすることができません。似たような状況を作らないようにしたり、同じような場所に出向かないことに気を付けるくらいしかできないのです。しかし、初めて行く場所のことを把握することはできませんし、外に出ないままだと社会復帰も儘ならないでしょう。フラッシュバックは時間の経過と共に少しずつ回復していくと言われています。回数が減り、前向きに気持ちを切り替えられるようになりますが、回復のスピードには個人差があるのです。個人差がある理由として、ptsdの発症には、育ってきた家庭環境や性格などにも関係があるとされているからです。そのため、順調に回復していく人もいればフラッシュバックの回数が増えてしまう人もいるのです。解消する兆しが見えない場合には、専門クリニックなどで治療を行ないましょう。カウンセラーに抱えていることを吐き出すことで、気持ちが軽くなることもあります。ptsd治療に関しては全国で多くのカウンセラーが尽力してくれています。治療は大変に時間が掛かってしまうこともありますが、前向きに生きるために必要なことを多く知ることができる最善策と言えるでしょう。