青空と笑顔の女性

心の治療をしよう

お医者さんとカウンセリング

事件や事故など、恐怖を感じるほどの体験をした場合にptsdを発症してしまうことがあります。全ての人が発症するわけではありませんが、その体験が悲惨なものになればなるほど発症のリスクは高まってしまいます。そのままにしておくと、人との関わりを避けるようになり、人間関係にも亀裂が生じてしまいますし、心自体が徐々に壊れてしまうでしょう。実際にptsd患者の中には、自責の念や苦痛に耐え切れずに自ら命を絶とうとする人も少なからずいるのです。しかし、治療を行なうことで苦痛や困難を乗り越え、発症する前のように日常生活をおくることができるようになります。治療には様々なものがありますが、その人の症状に合わせて組み合わせを決めていきます。ptsdの治療には、認知行動療法というトラウマ克服に焦点をあてたものがあります。専門家が主体になって行なうこの治療方法は、人によっては大きな苦しみを感じてしまうこともあります。自分を苦しめる原因となった事件や事故などと向き合うことで、心を強くしながら克服を目指すのです。

認知処理療法では、原因となった事象によって変わってしまった考え方を見直し、視点を切り替えるようにしていきます。トラウマによって人生がどのように変わってしまっているのか、思考が行き詰まり原因に行き着くような行動や思考を避けるようになってしまっている現状を回復させていくのです。また、持続エクスポージャー療法は、トラウマの記憶を思い出させることで克服していく治療です。勿論、この治療は安全な環境で実施します。思い出しても言葉にしても危険はないのだと、徐々に身体と心に認識させることでトラウマを乗り越えることができます。持続エクスポージャー療法は、トラウマ克服の有効な手段とされていますが、治療期間は心に負荷を掛けてしまうため、実績のある専門家が在籍しているクリニックや施設で行なうことがベストです。それ以外にも、グループ療法や薬物療法、心理療法などがあります。グループ療法では、同じようにptsdの症状に苦しんでいる人と話す治療です。苦しんでいるとき、一人だけこんな不幸が訪れているような気になってしまいます。しかし、同じように悲惨な体験をした人と接することで、自分だけが苦しんでいるわけではないと前向きに考えられるようになります。薬物療法は不眠やうつ状態など、ptsdの症状を緩和させることができ、心理療法ではカウンセラーに本心を吐き出すことで気持ちの安定を図ることができます。それぞれの治療に意味があり、効果があります。一人で悩むのではなく、頼ることもまたptsdと向き合う一つの方法なのです。